NPO「食と農」の決意
NPO「食と農」は、2008年7月17日、東京都によって認証され、誕生しました。
十一名の社員(議決権をもつ会員)に、約二十人の賛助会員を加え、三十名ほどの会員組織として船出できることをまことに嬉しく心強く思っております。
NPO「食と農」は、停滞久しい日本農業(農林水産業)を、都市と農村(農山漁村)との交流により復興させること、そして、ゆがんだ食料流通やまちがった食習慣を、国民的な食育運動によって正し、健全な食の体系を再建することなどが目的です。そのために、グリーンツーリズムの普及、市民や大学生による高齢農家のサポート、市民の農業体験の促進、独自ノウハウによる食育活動などに、一生懸命取り組んで行きます。五年後、十年後と会員の輪を広げ活動の実績を挙げ、確かな結果を出して行きたいと決意しています。
社員の多くは、十四年も活動を続ける趣味的週末農業団体「土日農業研究会」の“農業体験者”です。農業の厳しさ・難しさ・大切さを熟知しています。そしてまた、生命の元となる食料をつくる農業という労働のもつ悦びや愉しさも知っています。その立場に立って、私たちは農業と食料のどんな困難な問題とも正面から戦って行こうと思っています。例えば、豊作時の踏み潰し野菜の問題をなんとかうまく解決できないか。土日農業研究会で永く畑を借りている地主さん(梨農家)の高齢化に伴う梨園伐採計画を、都市民の支援により取りやめる決断をしてもらい、立派な梨園を将来へつなげる手立てを構築できないか。そうした遠大な、あるいは身近な問題のいくつかを喫緊の課題として取り組むプランを立案中です。
会員の方々のお知恵やお力をいろいろとお借りできればと願っております。茨城県石岡市と千葉県南房総市のNPOファームをさらに充実させたいと考えており、多くの市民に体験農業や援農に足を運んでもらえるよう働きかけていきます。またNPOファームで極力無農薬生産するイモ類などを、賛助会員になってお買い上げいただくご支援も併せてお願いしていくつもりです。NPO「食と農」はこれらの活動を他の団体や企業と連携して展開したいと考えています。そうした連帯も欠かせないことであると考えております。
今日、食品の安全・安心の確保もままならず、世界的な食料の不足や高騰も収まらず、自給率39%の国民として焦燥感さえおぼえます。こうした中でのNPOの旗揚げです。私たちはこの現状に風穴をあけるべく、ひるまずくじけず、一歩一歩前進していく覚悟です。末永く、皆様方の熱いご支援をたまわりますよう心よりお願い申し上げます。
友引の7月29日、東京法務局西多摩支局に法人登記を済ませて、私たちは出航しました。
平成20年7月29日
NPO「食と農」理事長 宮 﨑 隆 典
★ 私たちがNPO「食と農」をなぜ創立したか、については、東京都に提出した「設立趣旨書」で明らかにしています。次をクリックして、読んでみて下さい。
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